「奇跡のシンフォニー」を見ました。

奇跡のファンタジー入場券109シネマズで本日2本目の映画、フレディ・ハイモア主演の「奇跡のファンタジー」を見ました。思っていたより感動少なし。期待しすぎだったかも。★★★1/2

ロビン・ウィリアムスの役どころもいまいちポジションがはっきりしてなかったような。まあどちらかというとファンタジー映画として見るべきだと思いますが、ちょっとなあ。

そういえば本日初めて夫婦50割引の証明(年齢証明)を求められた(午前中の回)。50歳になってから15回くらいいってると思うんですが、いかがな仕組みか。
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KUROの感想は

原題:August Rush

日本での予告編
短い予告編は子供視点のみで、ちょっとそれは違うぞと思いましたが、長い予告編はまあまあな感じ。
アメリカでの予告編
こちらは3月19日でiTunes(米)のTOP RENTALSでNO.1だったのでチェックしたアメリカ版予告編。両親(特に母親)についてもきちんと描かれていて、私はこちらの予告編が印象的でもあり、これを見て、この映画が見たいと強く思いました。

でも、iTunesの予告を見た時点で、すでにアメリカでDVDになってたので、もう日本での劇場公開はないのかも・・・と思っていたら、劇場でポスター発見。おぉぉぉお、やるんだ、待ち遠しいーっと思って数ヶ月。やーっと見られました。

が、残念ながら、期待はずれ。全体的に設定があまりに甘い。

たった一晩の関係で、多くのリスクを背負ってまで、彼の子供を産むことが出来るのか?というのが最初の疑問。更に、その後約12年もの間、彼も彼女もお互いのことを、ずっと思い続けることが出来るのか?というのが次の疑問。あまりにスタート地点が浅すぎるので、そこで気持ち的にはかなりOUTな感じ。

彼も彼女もそしてその息子も、かなりシビアな人生を送ることになるのだから、スタートはもっと愛を育んで大きな絆を作ってくれないと、その後の展開に納得出来ません。

更に、愛を失ったルイスが歌を歌えないのはOKとして、その後、金融ビジネス界でバリバリ働いていた彼が、あっさりその世界を捨て、歌の世界に戻るきっかけが、あまりに安易でどうよって感じ。10年ものキャリアをそんなに簡単に捨てるぐらいなら、その前にとっくに捨ててた気がする。

後、マックスウェルもあんな描き方じゃ、子供を食い物にする守銭奴でしかない。彼も本当は音楽が好きなのに、でも、屈折した表現しか出来ないのは、何か理由があるはずと思うのですが、その辺り、なーんにも描かれていないので、ロビン・ウィリアムズの持つ温かさが全く活かされてない。なぜ、ロビンを使うのだ?意味がない。

更に、ラスト、ライラが演奏を終えてすぐ会場を後にしようとするんだけど、普通、最後の挨拶までいると思うのですが、そんなにすぐ去っていっていいのだろうか。たぶん、そうしないと、ラストシーンの構図にならないからなんだろうけど、会場を後にさせるなら、その理由を描いて欲しい。

更に更に、コンダクターは最後の最後まで自分の演奏に責任を持つべきでは?いくらなんでも演奏途中で指揮をしないのはいかがなものかと。

この映画、最後はハッピーエンドでめでたし、めでたしなんだろうけど、でも、こんなに繊細で現実味のない家族3人がこの後、一緒に暮らして幸せになるのかな・・・と、そんな風に思ってしまって、私はハッピーに思うよりも不安が残ってしまいました。

ところどころ好きなシーンもあるのですが、トータル的には不満が多い作品でした。

好き度は、そうだなぁ、60点かな。

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